ところで、ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』、『天使と悪魔』につづく
シリーズ第三作『ロスト・シンボル』の物語の中で。。
デューラーの
モノグラムと銅版画の傑作「メランコリア」が謎を解くカギとして登場するらしい。。。
今回のテーマはあの秘密結社“フリーメイソン”
"古の神秘"に至る門を解き放て!と命じられ、
ワシントンD.Cを舞台に、例のごとくハーバード大学の宗教象徴学教授・ロバート・ラングドンが謎を解いていく。。
いや~面白そうです。。!?
デューラー作 銅版画「メランコリア」1514年 25×18cm
画面にはさまざまのものが寓意的に精密に描きこまれているが、それらをよくみると、フリーメイソンのシンボルでもあるコンパスや大きな多面体の石等がみてとれる。
ひょっとしたらダン・ブラウンはこの絵を絶対登場させたくて、ロスト・シンボルを書いたのかも知れないなんて思ってしまう。。
で、物語中の謎“1514AD”は、1514年のデューラー(AD)の作品と解明される。
画面右上の“魔方陣”には1514と下段中央に見事に描かれている
@魔方陣はタテヨコ斜めの和がいづれも同じ数になる
このデューラーの魔方陣の和は34であるが、フリーメイソンの最高位は33階級とか。。
@おっおしい。。
フリーメイソンの起源については諸説があるらしいが、その中でこの場合もっともと思われるものがあったので
こちらを転載させてもらった。
(1)中世石工職人組合(ギルド)起源説
中世におけるキリスト教の大聖堂、修道院、宮殿などの建築や修復は、長期間にわたることが多く、その作業は親方(マスター)の指揮のもとで、建築家や職人のギルドによってなされた。ギルドの職人たちの集会所は「ロッジ」と呼ばれ、作業に必要な書類の保管場所であるとともに、職業上の秘密を伝達する儀礼の場としても使用された。フリーメイソンは、この中世の石工職人組合(ギルド)に起源を持つという説である。多くのフリーメイソン史の研究者がこの説を支持している。「ロッジ」という言葉は、13世紀頃登場し、「フリーメイソン」という言葉は14世紀頃から使われるようになる
いわゆる当時のギルドとしての“フリーメイソン”と現代の秘密結社としての“フリーメイソン”は全く違うみたい。。
@デューラーがフリーメイソンだったとしても不思議ではないかも
ところでデューラーという名前の由来は
“ドイツ名の"Dürer"は、ハンガリーの"Ajtósi"に由来して、大元はドア職の"Thürer"(ハンガリー語で"ajtó"はドアの意味)である。このため、家紋には扉が描かれている”らしい。。
ここで、物語『ロスト・シンボル』の始まりは、"古の神秘"に至る門を解き放て!だったことを思い出す。門と扉 ここでも明らかにダン・ブラウンのデューラーに対するこだわりを感じる。
@ちなみに「鳥居」と言うは言葉は、ヘブル語(ヘブライ語)の門を意味する「TARAA]が変化した。。なんて記述もある。
さてメランコリアの画に戻って眺めてみると、翼もった女性がコンパスを手に憂鬱に沈んでいるその上部に、砂時計が描かれ、目盛りはⅣあたりを指しているが。。
このときデューラーは42歳、憂鬱に沈む翼をもった人物は彼自身であり、砂時計も彼の人生時計なのかも知れない。。
彼は1502年に父を、このメランコリアを制作した1514年には母を亡くしている
腰に下げたカギの束は憂鬱質を象徴する物らしい。。
とりあえずこの辺で
以上個人的な妄想でした~~
そういえば、不惑の40歳って言葉がありますが。。??
@映画公開されたらぜひ観てみたい