レオナルド・ダ・ヴィンチの≪リッタの聖母≫について
@真っ青な気持ちのいい青空が広がっています~☼
冬至も過ぎてまた少しづつ日がのびてきました~
華やかなクリスマスも終わってお正月の準備にお忙しいでしょうか
昨日はキリストのお誕生日でしたが、エルミタージュ美術館で観た中に
レオナルド・ダ・ヴィンチの≪リッタの聖母≫がありました。
イタリア絵画の展示された建物も素晴らしく部屋も素敵でした。
ダ・ヴィンチはやっぱりどこでもとっても人気で、
人垣の間からやっと眺めました。
ルーブルの≪モナ・リザ≫も人だかりでしたが。
リッタの聖母 Madonna Litta 1481年~1491年 詳細不明
サイズ:42 × 33 cm エルミタージュ美術館蔵
レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonardo da Vinci
1452年4月15日 - 1519年5月2日
ガラスで反射してキレイに見えませんが、
このレオナルド・ダ・ヴィンチの≪リッタの聖母≫ですが、制作年がハッキリしてません。
もともと板に描かれたものを工房の弟子によってキャンバスに移し仕上げられた作品のようです。
よ~くみると、人物と背景にはボカシのない切り取ったかのようなシャープな線が見られますが、
マドンナのこの上ない慈愛に満ちた美しい表情はダビンチの作品である証でしょうか!
2つの窓から見える青空とマドンナの上着のブルーが清々しいです~
エルミタージュは、この作品を、ロシア皇帝アレキサンドル2世(在位、1855年3月2日 - 1881年3月13日)の時、1865年、ミラノのリッタ伯爵のコレクションから取得しています。
この作品は、もとは15世紀後半、ミラノ公も出したヴィスコンティ家のために描かれたらしいですが、詳しく調べていません。
ヴィスコンティといえば、イタリアの映画監督ルキノ・ヴィスコンティの名まえが浮かびます。
貴族的な映画でしたが、監督ご本人が貴族の出身だったと言われてましたから、その血筋を引く
ヴィスコンティ家なのでしょうか?
作品をよく眺めてみますと、幼子キリストの左手には“ゴールドフィンチ”のヒナ鳥が握られています。
ゴールドフィンチ (goldfinch Carduelis carduelis)は、五色鶸(ゴシキヒワ)といってすずめの仲間らしい。聖母子像によく描かれる鳥で、イエス・キリストの“後の受難”を表わし、それはまた豊穣と情熱の象徴でもあって「救い主」の鳥ともいわれているようです。
写真をみますと、羽根の黄色が美しいかわいい鳥です!
@ところでリッタ伯爵とはどんな方だったのでしょうか?
その邸宅は、現在ミラノ市が管理するリッタ邸公園(Parco di Villa Litta )になっていて、邸宅は市民図書館として開放されているみたい。。
ドイツの作曲家J.S.バッハの末息子は、1756年、ミラノへ行きアゴスティーナ・リッタ伯爵の宮廷楽長として活躍したという情報もある。
Palazzo Litta のことでしょうか。。
Duke Litta についてはまたいつか調べてみたいです。