今日は、ぞろめの2月22日だわ~
ニンニンニン?いやニャンニャンニャンかな?
忍者の日か、あるいはニャん子の日なのか
ところで、ドイツルネッサンス期の天才画家と言えば
レオナルド・ダ・ヴィンチとも面識もあったデューラーさま
デューラーの1500年(28才)の自画像
(家の中に入ると壁一面に拡大されている)
アルブレヒト・デューラー
(Albrecht Dürer, 1471年5月21日 - 1528年4月6日)
@本物は、ミュンヘンの美術館(所蔵)で見てきました
(今さらというか、やっとこというか
十文銭こと宝永通宝がでてきて
銅との合金について知ったこともあり)
そのデューラーのお家がニュルンベルグにあって
昨夏訪ねたことがありました
木造と壁のハーフティンバー様式(half timbering)の
外見の可愛い木造建築ながら4階建て?だからスゴイ!
屋根裏もありそうなので5階建てなのかな
きっと、豪邸だったのでしょうね
すぐ側には、皇帝が住んだカイザーブルグ城へ続く
門もありましたから
建物内部の雰囲気のあるビン底ガラス窓
開けた窓からは
アルブレヒト・デューラー通りを隔てて
お向かいのカフェが見える
ほぼ500年前の、1509年にデューラーは、この家を買い
その後の半生を過ごした
館内は、入場券といっしょにオーディオガイドが付いてきて
日本語版もあり、日本人女性がデューラーの奥さまという設定で
デューラーとの暮らしの日常的なこまごまとしたことを
客間やキッチンと部屋ごとに思い出話風に語ってくれる
(でも求めているものと違和感があって
なんか興醒めな感が否めなかった)
上階のアトリエの展示物には
とっても興味深いものがたくさんあって
一つ一つチェックしていたらキリがないのですが
そんな中でハーフチェンバー様式の建物の
ビン底窓ガラスがとても面白く雰囲気があって
興味深かった
牛乳瓶の底を連結したような窓ガラスですが
当時の中世では、ガラスはとても高価で
一般庶民の住宅では使われていなく
ビン底窓ガラスは
教会や公的な建物や裕福な階級の家で見られたようだ
一枚の平面ガラスはもう少し後の時代になってかららしい
この家を買った時、デューラーはすでに成功して
裕福だったのでしょうね
神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の肖像画も描いてる
窓から見えたレストラン
正面にデューラーの家
よく見かける風鈴のように
ガラスを吹いてフラスコ状の底を切り取ったものを
ステンドグラスのように、はんだ(錫と鉛の合金)で
繋ぎ合わせたようです
ニュルンベルグでは、銅かスズの産地が近いのか
食べ物の名物の小さめのソーセージは
必ずと言ってよいほどブリキのようなお皿で出てくるらしい
(そう言えば、ブリキのおもちゃがいっぱいあった
おもちゃ美術館もありました)
あの時、ちょっと他に食べるものもなかったので
私も、名物ニュルンべルガーを頼んだのだけれど
テーブルに運ばれて来た時
“えっ!”と一瞬戸惑ったわ
ブリキのような年季の入ったお皿に盛られていました!
デザートのアイスコーヒーは美味しかったけどね
@追記
カイザーブルグ城を見学した後、フラっと寄ったお店だったんだけど
夏の時期で、外のテラスに座ったのですが
ちょっと気になって、お店の名まえを調べてみると
(テーブルにメニュが写っていた)
《Bratwurst Röslein》という、1493年以来の老舗
ブラートヴルスト・レースライン
HPには
bis 1600
Bekannte Stammgäste sind Albrecht Dürer, Hans Sachs, Adam Kraft,Peter Vischer, und Willibald Pirkheimer.
常連客にはアルブレヒト・デューラーの名前があり、ビックリ!
ということは、ソーセージの盛られたお皿は
当時以来の伝統をそのまま受け継いでいるのでしょうか