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Caramel 24 Carat

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モネの≪霧のウォータールー橋≫と松方コレクション





風わたる 天女の羽衣 たなびく空




今朝の空
モネの≪霧のウォータールー橋≫と松方コレクション_b0209886_172141.jpg


薄いベールを広げたような雲が広がっていて
天女の羽衣のようでしたわ~



見下ろせば、アマドコロノの葉っぱに
天然パールがキラキラと光っていたw

モネの≪霧のウォータールー橋≫と松方コレクション_b0209886_16155713.jpg



ところで、先日、ル・コルビジェの国立西洋美術館が
世界遺産登録へ、というニュースが流れてましたが

その収蔵品に、モネの≪霧のウォータールー橋≫の連作がある
こちらは1902年製作

モネの≪霧のウォータールー橋≫と松方コレクション_b0209886_16205279.jpg


先日、名古屋市美術館へ行ってきましたが
同じ場所で、数年前、エルミタージュ展が開催され

その連作シリーズ、モネの≪霧のウォータールー橋≫の
エルミタージュ所蔵版を鑑賞したことがありました
(こちらは、一年後の1903年製作)
モネの≪霧のウォータールー橋≫と松方コレクション_b0209886_1748860.jpg

そして、一昨年、念願かなってロシアへ行ったとき
サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館で
再び見てきたのですけれどね

サンクトペテルブルグ、エルミタージュにて 2014.8
モネの≪霧のウォータールー橋≫ 1903
モネの≪霧のウォータールー橋≫と松方コレクション_b0209886_16312786.jpg


その時、撮ったものですが、ガラスが反射して、曖昧模糊が
さらにワケわかんない

西日の差す窓際に展示されていたんだけれど
最初見たき、よくわからなかったわ
モネの≪霧のウォータールー橋≫と松方コレクション_b0209886_16402121.jpg

キャプションみて、ああ~そうなんだと
半ば、興ざめしたなまなざしで眺めた思い出があります

美術品は展示の仕方で印象が全く違うのですね

名古屋市美術館では、照明を落としたもっとうす暗い部屋で
バラ色の曖昧糢糊とした作品がとても素晴らしく見えました


ところで、国立西洋美術館は、松方幸次郎がコレクションした
膨大な美術品の中から、フランス政府より返還されたものが
核になっているという

1951年、サンフランシスコ平和条約で吉田首相とフランスの外務大臣の
返還同意によって、1959年、そのコレクションを収蔵展示するため
ル・コルビジェによる美術館が建設されたという


いわゆる、≪松方コレクション≫と呼ばれたものは
膨大な数だったらしい


日銀を創設した松方正義の御曹司だった
また、川崎造船の社長でもあった松方幸次郎は

何度かの欧州での買い付けの際
3000万円の用意があったらしい

今なら、300億円というから、びっくり仰天だわ

名だたる印象派の作品も大人買い、というか
爆買いだったのでしょうか

晩年のモネには直接会い、ジヴェルニーのお屋敷に出かけ
購入したらしい


@そういえば、都知事の舛添氏も
ひょっとしたら、舛添コレクションを
所蔵、展示する美術館構想があり
都内の物件を物色中だったりして

なんてこと、ふと思ったわ~




それにしても、松方幸次郎という人物
桁外れな方ですね






by caramel24carat | 2016-05-27 17:17 | 建物・アート | Comments(0)
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