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Caramel 24 Carat

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Mlle de Sombreuil とフランス革命





フランス革命の理念は自由、平等、友愛



いわゆる旧体制アンシャン・レジュームが崩壊した市民革命であったが、
いつの時代も革命は血なまぐさい。。


薔薇ソンブレイユは、フランス革命の時ブルボン王朝側に仕えた
父親の命を救った、ソンブレイユ嬢に捧げられたバラだという




@ばらには歴史上の人物や有名人の名前が数多く付けられていますが
ソンブレイユも例外ではないようです




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なんだかソンブレロとかいうお帽子を、連想してしまいますが。。
















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マリー・モリーユ・ド・ソンブレイユ嬢

清楚でありながら強い信念を持った
彼女はまさにバラSombreuilそのものでした。

Mademoiselle Marie-Maurille de Sombreuil (1774 - 1823)






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革命戦士に捕らわれ、惨殺された貴族の血が注がれたグラスを飲み干すことで、断頭台の露として消えようとしている父親を助けるソンブレイユ嬢、まさに生死をわける緊迫した一場面のようです







バスチューユ襲撃前に、市民はアンバリッド廃兵院の武器庫を襲い小銃などの武器を手にしたが、この武器庫の管理責任者がソンブレイユ侯爵でした。侯爵は市民の要求を受諾、無血で武器庫を開放したが、後日革命派によって捕らわれた。刑執行直前、令嬢マリー・モリーユMarie-Maurille de Sombreuilは父侯爵が王党派でないことを主張し、刑の執行停止を懇願した。革命派は刑死した王党派の血を飲み干せば、その言を信じようと刑の執行中止の条件を出したところ、マリーはみごとそれを果たし父の窮地を救った。








@ところで、せっかくおさらいしてきたのですが。。

紛らわしいことに現在呼ばれているバラSombreuilは、1959年作出のコロニアルホワイトColonial Whiteで、2006年秋、ソンブレイユSombreuilと呼ぶことに統一したようです。



フランス革命のヒロイン(?)である
真正のMademoiselle Marie de Sombreuil は
下のものらしい。。画像・文は京阪園芸より借用



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●作出年:1851年(50年?)
●作出国:フランス Robert & Moreau作
●特性:木立性
●咲き方:四季咲き
●花径:8cm
●樹高:1.2m





@フランス革命への道。。以下Wikiより引用

1780年代、フランスでは45億リーブルにもおよぶ財政赤字が大きな問題になっていた。赤字が膨らんだ主な原因は、ルイ14世時代以来続いた対外戦争の出費と宮廷の浪費[2]、ルイ15世時代の財務総監ジョン・ローの開発バブル崩壊など、先代、先々代からの累積債務がかさんでいたことで、それに加えて新王ルイ16世が後述の財政改革の途中にアメリカ独立戦争への援助などを行い、放漫財政を踏襲したことで破産に近づいた。当時の国家財政の歳入は5億リーブルほどであり、実に歳入の9倍の赤字を抱えていた事になる。

また大きな背景要因として、遠くアイスランドの地で起きていたラキ火山噴火噴煙によるヨーロッパ全域での日照量激減によってもたらされた農作物不作が上げられ、これは収穫量減少と飢饉を引き起こした。これにより都市部への穀物供給は滞り、食糧事情を悪化させただけでなく、パンの価格の上昇による貧困を生み出した。国庫収入も激減し、債務償還も暗礁に乗り上げる。








@迎賓館行ってみたいですーー
by caramel24carat | 2011-05-22 17:01 | 植物といきもの | Comments(0)
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