ウィーンの老舗カフェ・ザッハーへ
@春の嵐が吹き荒れる今日この頃ですが、みずみずしい生命の息吹を感じるヴィヴァルディの「四季」の中でも“春”はなにより好きな曲です。
そんなヴィヴァルディのプレートが飾られているのを発見!?
オペラ座のすぐ裏にあるカフェ・ザッハーとホテル・ザッハーの間の壁に飾られていました。
さすが音楽の都ウィーンです♪
ヴェネッチア生まれのアントニオ・ヴィヴァルディ(1678年3月4日 - 1741年7月28日)は、どうやら、ウィーン演奏旅行中(1740年)に、パトロンでもあった神聖ローマ皇帝のカール6世(Karl VI., 1685年10月1日 - 1740年10月20日)の逝去に合い、1年間ウィーン中が喪に服したため、興行するはずだったオペラ上演は中止になってしまったようです。
オペラ上演はケルントナートーア劇場の予定でした。この取り壊されたケルントナートーア劇場の跡地に、高級ホテル・ザッハーが建っているのだそうです。
↓ ホテル・ザッハー
さらに、カール6世の娘マリア・テレジアが帝位を継いだためにオーストリア継承戦争が勃発、一気に戦争へとムードは一変し、オペラどころではなくなってしまい、彼、ヴィヴァルディは準備していたオペラ上演も叶わず、またヴェネチアへ帰ることも叶わず、失意のうちに体調を崩し、1741年7月28日にケルントナートーア劇場が用意していた作曲家用の宿舎で、63歳で永眠したということです。
↓ 以上Wikiからの情報とケルントナートーア劇場 なんと城壁が描かれている!
その後、翌1742年に、オペラのほうは、ウィーンの新聞の広告欄に「故ヴィヴァルディ氏作曲」と張り出されて、当初の予定通りにケルントナートーア劇場で上演されたそうです。
ヴィヴァルディさん、最後は可哀そうでしたね。。
カフェへ入ると、コートを預け
案内されて席につく
華やかなハプスブルク家のインテリアのような赤と金が基調のバロック+ロココ調でしょうか
テーブルの上にドッカーンとメニューがぶら下がっていました~
頼んだもの。なんか落ち着かなかったです。どっしりとくつろげるラントマンの方が好きかしら
フランツ・ヨーゼフ1世らしき肖像画が
夕暮れ時のホテル・ザッハー横のケルントナー通り
通りの名前は、そのままかつてあった城壁の門 (ケルントナー門)からなのでしょうね