東京電力の前身は東京電灯でした
@今日は何日ぶりかで雨が降っている~恵みの雨です
温度計をチェックすると5℃は低い このまま、涼しいといいのですが~先日、伊藤博文の銅像を建てた、あの帝国ホテルを創業した大倉喜八郎が、なんと東京電力の前身だった東京電灯の発起人の一人だったと知りました。
なんと、前回記事、板垣退助と後藤象二郎の二人が、欧州に旅立ったちょうどその年、1882年(明治15年)11月に、銀座2丁目に、アーク灯?が燈ったのですね。
その時の様子を描いた錦絵
東京銀座電気灯建設之図
@左端の建物が大倉組商会、街路樹は桜のようにも見えますが、11月なら桜は咲いてませんが、きっと当時は桜の街路樹だったのでしょうか“銀座通りにアーク灯を灯す
明治15(1882)年11月、当時、電力会社(東京電灯)の発起人の一人だった喜八郎は、銀座2丁目にあった大倉組商会の建物に発電機を据え付け、銀座通りに日本で初めての電灯となる、アーク灯を灯すデモンストレーションを行いました。「お天道さまの次はお月さま。その次がアーク灯」と新聞で報道され、銀座通りは多くの見物人であふれました。”
アーク灯が設置された銀座2丁目のその場所は、大倉喜八郎の大倉組商会のあった場所なのだそうです。
銀座2丁目のマロニエ通りの角
街路樹は、柳?それともマロニエ?柳って年じゅう緑なら、やっぱりマロニエでしょうか?いえ、木の姿からと、枝先からみると、柳のようにも見えます?
2年半前撮ったものですが、カルティエのお店でした。
@2011年4月、あの日から一ヶ月後に上京した時に、近くに用事があって行ったのですが、みんな普通に銀ブラしてて安心したのを覚えています。カメラはしっかり持っていたようです同じマロニエ通りにあったデビアスのビル
波打っていて目を引く建物でした
2011.4
オシャレな名前の「マロニエ通り」ならではの高級ブランドのお店が建ち並んでいますが、
2011.4 銀座マロニエ通りの標識
@マロニエと言えば、パリの街路樹ですが、パリから贈られたマロニエの木なのでしょうか??何時から、「マロニエ通り」になったのでしょうか?
以前、カフェ・ラントマンで、ナサニエル・ロスチャイルドの新聞記事から、ホテル・オークラ(財閥解体後、大倉喜八郎の息子喜七郎が創業)と関係があると知り、とっても関心があったので、取りあえずメモ。◆大倉喜八郎(天保8年9月24日(1837年10月23日) - 昭和3年(1928年)4月22日について
新潟の新発田生まれで、日本橋鰹節屋の店員から大倉財閥を築いた、明治、大正、昭和にかけて活躍した人
鰹節と言えば、土佐は高知。鰹節やの店員から、鉄砲屋を開き、ちょうど幕末から維新にかけて売りさばいた人物のようです。いわゆる武器商人。経歴みてると、何度かの渡欧中に、ロスチャイルドと会った記述もあり、ロスチャイルドさんとオークラの娘との接点もありえたということでしょうか。
“明治5(1872)年、喜八郎は、横浜から外国汽船アラスカ丸で出航し、アメリカ、イギリス、フランス他各国を14カ月かけて歴訪。民間人として初めて欧米の商工業を視察しました。ヨーロッパでは、「岩倉使節団」とも面会し、木戸孝允、大久保利通らと殖産興業の重要性について話し合っています。帰国した喜八郎は、今日の総合商社にあたる「大倉組商会」を設立し、外国貿易の先陣を切りました”
@追記
東電は、銀座の一等地に東京支社?銀座支社本館を構えていたんですね!2013.8.28 18:21 東電が銀座支社売却へ プランタン隣、読売が新ビル計画
東京電力は28日、東京・銀座にある銀座支社本館の土地・建物を、読売新聞グループ本社と読売新聞東京本社に計235・5億円で売却する、と発表した。福島第一原発事故後に東電が進める資産売却のなかで、目玉物件の一つ。リストラを加速するため、当初は2014年度以降に売る計画だったのを前倒しする。
東電銀座支社本館は敷地面積1152平方メートルで、読売が持つ商業ビル「プランタン銀座」の隣にある。読売は「銀座の商業地区という立地をふまえ、開発計画を検討する」(グループ本社広報部)としており、建物を解体して新たにビルを建てる考えだ。
@ちょうど一年前の東京電力のプレスリリース
プレスリリース 2012年
銀座支社本館売却の前倒しについて
平成24年8月28日
東京電力株式会社
当社は、経営合理化のスピードを一層加速するため、平成26年度以降に売却を計画していた銀座支社本館(東京都中央区銀座三丁目)の売却時期を前倒しし、平成25年度の早期に売却することを目指して、今後速やかに、競争入札に向けた手続きを進めていくことといたしました。
銀座支社本館については、地下に電力事業に必要な重要設備が併設されているものの、このたび、設備機能の移転について詳細検討を行った結果、平成27年度までに当該設備を廃止する目途が立ったことから、設備の撤去が完了するまでの期間(平成27年度末までの予定)は、継続して事務所として使用することを条件とし、売却を進めていくものです。
当社は、今後も、経営合理化とコストダウンの一層の深掘りに、グループの総力をあげて取り組んでまいります。
(銀座支社本館の概要)
所 在 : 東京都中央区銀座三丁目3-18
敷地面積 : 1,152.30m2(公簿)
建物規模 : 鉄骨鉄筋コンクリート造・一部ブロック造
地下2階・地上6階・塔屋2階
延床面積 : 7,933.07m2