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Caramel 24 Carat

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宮廷銀器コレクション Silberkammer ⑥





エリザベート皇妃が、コルフ島に建てたヴィラ「アキレイオン」で使用していた銀器について




@本日も快晴、やっぱり陽射しは暖かい~☼
まだまだ続く、2月のウィーン関連のことを。。




博物館名「Silber Kammer(銀の部屋)」からイメージしやすい馴染みのシルバー食器も並んでました。
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“古い時代の銀器セットが全く残っていないのには2つの理由があります。第一の理由は、銀器が常に厳しく点検されたためです。使い古されたり流行遅れになった食器は熔かされて、新たな食器に作り変えられたのです。第二の理由は、財政危機の場合に、食器も銀貨に変えられたためです。とりわけ18世紀末からナポレオン戦争の時代には、軍事費調達のため、オーストリアに存在したほとんどの銀製品が貨幣となりました。宮廷の調度品も、言わば戦争の犠牲となったのです。銀貨となった食器に代わって、ウィーン磁器工房の製品が導入されました。漸く1830年から1835年以降、少しずつ銀器が補充されるようになりました。先ず、シュテファン・マイヤーホーファーに注文が出され、その後は「マイヤーホーファーとクリンコシュ」商会、あるいはヨーゼフ=カール・クリンコシュが、ディナー・セットを生産しました。とりわけ、フランツ=ヨーゼフ皇帝とバイエルン公爵家のエリーザベトが結婚した1854年以降、多くの銀器が追加されました。”
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なるほど、銀器というのは、国の台所事情によって、食器にもなったり、銀貨にもなったりと、とてもエコで重宝したんですね!まあ、磁器や紙ではどうしようもないですか?

@今夜はイブですが、なんとエリザベート皇妃のお誕生日だったんですね!
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生涯、きびしい自己管理で、ウェスト50cm弱だったというのは、驚異のなにものでもありませんが。。

@ウェストをタイトに維持することより、他にもっとタイトにすべきところがあったようにも思いません?と、一言いってみたくなりますが、別荘も、今では立派な観光地ですものね~

展示された銀器には、ウィーン宮廷のマークの付いたものの他に、“王冠とお魚”のようなマークのものも展示されていました。この“お魚”は、実は“イルカ”なんだそうです。

左下の封筒には「VILLA AXIAAEION」の文字が読めます。
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彼女は、1890年に、最愛の息子ルドルフを亡くすと、哀しみのウィーンから逃れるために、翌年、1891年、ギリシャ、コルフ島に彼女専用の別荘「AXIAAEION アキレイオン(アヒリオン宮殿)」を建て、傷心した身体を癒すべく療養生活に入る。「AXIAAEION アキレイオン」は、彼女の好きなギリシャ神話にでてくる[アキレス]から名付けたそうです。イルカの意味は?イオニア海にはイルカいるの?

コルフ島への船旅は、大型ヨット「ミラマーレ」号で航海!
そのヨットで使用された彼女専用の、アルパカ銀と呼ばれる銀メッキの食器セット。
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“この名高いイルカをあしらった品々は、皇后のギリシャ滞在に用いられた製品の「ロゴ」となったのです。ここに展示されている別の食卓セットは、トリエステの銀細工師がアキレイオンのため制作したものです。”

1891年(明治24年)5月11日に、日本を訪問中、滋賀の大津で事件にあったロシアの皇太子ニコライ2世といっしょに訪れていた方は、ギリシャ王国王子ゲオルギオスでしたが、コルフ島生まれでしたね!?

コルフ島
http://www.in-corfu.com/historic/achillion.html

@アキレイオン宮殿は、『007 ユア・アイズ・オンリー』の中で、カジノシーンで出てくるそうなんですが、もう一度観てみたい~~
by caramel24carat | 2013-12-24 16:38 | 建物・アート | Comments(0)
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