なんとなく秋の気配が~☀
「すいっチョン すいっチョン~♪」
と、虫の鳴く声も聞こえてきました
出先で
先日は、玄関のドア前に
大きなバッタが訪問中で
ウッカリ踏みつぶすところでした~
ほんとコワいわ
昨日は、名古屋市博物館に≪ポンペイ展≫が来ているので
やっとこ行ってまいりました
その中で
壁画≪踊るマイナス≫が可愛かった~♪
会場入り口にて
タンバリンと杖を持って
お迎えしてくれました~
≪踊るマイナス≫嬢は
なんと、ギリシャ神話に登場する
≪酒神ディオニッソス≫
またの名を≪バッカス≫
その酒の神ディオニッソスに
お供している女性のことなんだそうだ
もうずいぶん前に
イタリアの海底から
引き上げられた
酩酊状態の≪踊るサテュロス≫
(サテュロスは酒神の男性信者)
を見た時は本当に
感動しましたが
約2000年前の≪踊るマイナス≫も
なんて可愛いいだろうと
ワクワクしながら眺めました
お酒の席を盛り上げるかのように
右手にタンバリンを持って
鳴らしながら踊っている様子ですが
実物は背景の壁が
黒でした
入り口の看板より
それにしては、お酒の席とは正反対の
なんともネガティブな名まえだわ
そこで、ちょこっとググってみると
ギリシャ神話の酒神ディオニッソスの
女性信者≪マイナス≫とは
お酒に含まれるアルコール成分「エタノール」による
酩酊作用を言おうとしたらしい
お酒を飲むと、素面(しらふ)ではできないような
破廉恥な行動をしてしまう
まさに
「マイナス」
な、言動ってお酒の席にはあります
まあ、ギリシャ神話とは
≪人生哲学の書≫でもあったのでしょうか
18~19世紀の知識人の
必携のバイブルだったらしい
というのも納得だわ
薩摩治郎八の
タナグラ人形が流行ったのは
「ギリシャ神話なら当然知ってるよ」
とインテリ度をアピールするシンボルで
オシャレでセンスの良い
コレクションでもあったのかも知れない
パリス・シンガーやイサドラ・ダンカン
の新古典様式の流行った時代は
当然、ポンペイの遺跡発掘が
大きく影響していたのでしょうか
そもそも、パリス・シンガーの
「Paris]
ですが
神々の女王ヘーラー・知恵の女神アテーナー・愛と美の女神アプロディーテー
の三美神からアフロディテを選んだ
≪パリスの審判≫をした
パリスにちなんで
名まえを付けられたんじゃないかしら
その≪パリスの審判≫が
キッカケで
トロイア戦争が起こったらしい
ギリシャ神話はヨーロッパ美術の
大きなテーマであるのを
あちこちで実感しますが
今回、≪踊るマイナス≫を
初めて知って
ホントよかったわ
”マイナス(希: Μαινάδη, 英語: Maenad)はディオニューソス、バックスの女性信奉者である。ギリシア神話、ローマ神話に登場する。マイナデスは複数形。
説話におけるマイナスの振舞はエタノールの酩酊作用を説明しようとしたものである。エタノールは時として、素面ではとてもできないような破廉恥な所行の原因となる。”
このポンペイの展覧会で
ちょっと驚いたことがありました!
先日、イタリアの歴史的な観光地でもあるらしい
アマトリーチェで大きな地震がありました
2016年、8月24日.M6.2
24日午前3時36分(日本時間同日午前10時36分)
実は、昨日訪れたポンペイ展の
展示会場で
べスヴィオ火山噴火のバーチャルな映像コーナーで
噴火の様子が時系列で
映像化したものがあったのですが
ヴァスビオ火山噴火は、なんと
AD.79年8月24日午後1時頃でした
まあ、偶然なのか、8月24日は同じ!?
2000年の時の違いはありますが
月日が同じとはビックリだわ!?
この展覧会は巡回で
六本木ヒルズでも開催されたらしい
アマトリーチェの木っ端みじんな
現場写真をみますと
日伊国交樹立150年記念らしいですが
4月に起きた熊本といい
何も、同じように日伊で大地震が起きなくてもと
あらぬ妄想してしまいました
と、つい話は逸れましたが
その、ヴェスビオ火山大噴火で
噴出し、降りかかった大量の火山灰等で
1748年のポンペイの発掘調査まで
瞬間密封され完全な保存状態の
素晴らしい遺跡の中で特に
今回は「ポンペイの赤」が美しい
壁画が多く展示されてました
この「ポンペイの赤」については以前にちょこっと書いてました
また
アルメリア人の開いた
パリ最古のカフェ≪プロコップ≫でも
ちょこっと書いてました
いや、今読んでみると
ちょこっとどころか長々ですわ
それからポンペイ発掘に関連して
サンクトペテルブルグのロシア美術館で
カルル・ブリュロワの≪ポンペイ最後の日≫
を見たことについても書いてました
その中の記載部分に
次のような箇所があったのですが
”ナポレオンの1812年のロシア遠征に参加した
ナポレオンの側近ジョアシャン・ミュラはナポリ王となり
ナポレオンの妹カロリーヌと結婚し
ミュラとカロリーヌ夫妻はポンペイ発掘に情熱を注いだという
特に、ナポレオンの妹カロリーヌは
多くの私財も投じたことから「マダム・ポンペイ」と
あだ名がつくほどだった”
改めて、ナポレオンの妹が
「マダム・ポンペイ」だったこと
思い出しました!
★ちょっとメモ
パリス・シンガーとヴァルサイユ宮殿
そしてイサドラ・ダンカンとロシア
そんな関係もまたまた見えてくる
さらに、アレクサンドル3世の崩御を記念して
ニコライ2世が建てた
ロシア美術館
ロシア美術館はアレクサンドル3世の祖父
パーヴェル1世の
ミハイロフスキー宮殿を改築
ロシア皇帝パーヴェル1世の
娘がアンナ・パヴロヴナオランダ王のウィレム2世に
嫁いだ
ロ
パーヴェル1世の母親は
エカチェリーナ2世
以上メモ
♡