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Caramel 24 Carat

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マリ・エティエンヌ・ニト制作のミュンヘン・レジデンツの宝飾品とロイヒテンブルク宮殿と



昨日、今日と台風の影響もなくかんかん照りの青空が~☀



洋種ヤマゴボウがブドウ色に色付いてきました

🍇

今朝は鳩が飛んできてついばんでいました
赤い実は毒だというのに
ハトは平気なのかしら?

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洋種ヤマゴボウはタネが飛んで繁殖力が半端ない
かなり大きく育つので2,3本ハト用に残して
双葉を見つけると摘んでました


前回
フランクフルト大公になった
ウジェーヌ・ド・ボアルネが皇帝ナポレオンが失脚すると
ウジェーヌもすべてを失い
フランクフルト大公国が併合されたバイエルン王国のミュンヘンへ亡命した、と知りました
奥さまはバイエルン王国の王女(マクシミリアン1世の娘)
オギュスタ=アメリー(ドイツ語名アウグステ・フォン・バイエルン)でした

そして
バイエルン王マクシミリアン1世は
フランスを逃れて来た娘婿ウジェーヌのために
ロイヒテンブルク公爵を授けたのですね

そもそも

ロイヒテンブルク公を知ったのは
先日、≪ショーメ展≫で見た
美しいエメラルドのティアラのキャプションで
その名を初めて読みました


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≪ロイヒテンベルクとして知られるティアラ≫

1830-1840年頃

そんなわけで

ロイヒテンブルク公のことを調べる
きっかけになったのですが
オルタンスの兄ウジェーヌ・ド・ボアルネのことと知り
フランクフルト大公でもあったことから
それならと、前回
フランクフルトの旅の思い出を綴りました

ところが
なんと
ウジェーヌがバイエルン王女と結婚してて
義父のナポレオンが失脚し
ウジェーヌファミリーも
妻の実家のあるミュンヘンへ亡命したと知ってビックリ!

それ!ミュンヘンなら行ったことあります~
フランクフルトへ行く前に
ミュンヘンも観光してました

(ミュンヘンからフランクフルトへはICEで移動しました)


バイエルン州立歌劇場


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そして
バイエルン王の宮殿であった
レジデンツ・ミュンヘンを見学してました

端正な外見からは想像できませんが
ここはベルサイユ宮殿のように大小400ほどの煌びやかな
部屋がありました

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その初めの展示室には
王室の宝飾品の数々が展示されてましたのを思い出しました


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その中でも特に大きなガラスケースで覆われた
王冠や宝石で飾られた杓が目を引きました

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そして
今回改めて撮った写真を見直しし
キャプションの説明文を読んでますと
制作者はショーメの創業者であった
マリ=エティエンヌ・ニトの名まえを発見

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ショーメの創業者マリ=エティエンヌ・ニトは
バイエルン王家の御用達でもあったのですね

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それにしてもほんと素晴らしい職人の技!

杓(杖?)の先端の細工が王冠
ルビーの石も華やか
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ゴールドの繊細な細工、ルビーやエメラルド
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ダイヤモンド等の加工技術はすでにあったのですね
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ショーメ展で見た真珠にはミキモトとありましたが?

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バイエルン王国は歴史が深いですね

シルクが大好きだったワーグナーのオペラは
ここバイエルン州立歌劇場で初演されたとか
お題わかります?


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ミュンヘンの中心部にミュンヘン宮殿とバイエル州立歌劇場が建ってますが
横のマクシミリアン通りにはトラムが走ってました
ミュンヘンへ駅まではトラムが便利でした

そして
今回知ったのですが
すぐそばには
ミュンヘンへ亡命してきた
ウジェーヌとアウグステ・フォン・バイエルンファミリー用に
ネオクラシック様式の
ロイヒテンブルク宮殿が建てられあてがわれたようです

現在
バイエルン州の財務省が入っているようです

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政略結婚であった
ボアルネ家ファミリーですが凄いですね

夫妻の7人の子どもは
スウェーデン王妃になったり
  • ジョゼフィーヌ・マクシミリエンヌ・ウジェニー・ナポレオーヌ(1807年1876年)
    - スウェーデン=ノルウェーオスカル1世妃。

    ドイツ貴族妃だったり
  • ウジェニー・オルタンス・オギュスト (1808年1847年)
    – ホーエンツォレルン=ヘヒンゲン侯コンスタンティン妃。

    ポルトガル女王の王配になったり
  • オギュスト・シャルル・ウジェーヌ・ナポレオン (1810年1835年)
    – ロイヒテンベルク公。サンタ・クルス公。ポルトガル女王マリア2世の最初の王配。

    ブラジル皇帝の皇后になったり
  • アメリー・オギュスト・ウジェニー・ナポレオーヌ (1812年1873年)
    – ブラジル皇帝ペドロ1世の2度目の皇后。

  • テオドランド・ルイーズ・ウジェニー・オギュスト・ナポレオーヌ (1814年1857年)
    – ヴュルテンベルク伯爵およびウラッハ公爵ヴィルヘルム1世夫人。

    ロシアの貴族になったりしてますね
  • カロリーヌ・クロティルド(1816年1816年)
  • マクシミリアン・ジョセフ・ウジェーヌ・オギュスト・ナポレオン (1817年1852年)
    – ロイヒテンベルク公およびロシアのロマノフスキー公。

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  • by caramel24carat | 2018-08-09 14:55 | 旅行・建築・アート | Comments(0)
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