今日も青空に輝くお日さまがまぶしい~
白いカルピスは初恋の味って言われていた記憶がありますが、
先日、捨てようと思って、空っぽになった
希釈用のカルピスのプラボトルの胴回りのプラスチック紙を
剝がしたところ、あらわれたボトルがあまりにも美しく
その白いウェーブの陰影に目を奪われましたわ。
売られている時には、カルピスのボトルは印刷された胴回りの
プラスチック紙で覆われているので分かりませんが、
見えないところにまで美学を通す
その心意気に脱帽でございます。
初恋の味はなめたらいけませんね~
調べますと、新聞広告に「初恋の味」として
キャッチコピーが使われたのは、なんと
1922年だったという。100年前とは!
カルピスの「カル」はカルシウムから。
「ピス」はサンスクリット語由来で、
ピスについては、仏教の五味の熟酢(じゅくそ)の「サルピス」
が由来だという。
仏教の経典によれば、乳を低い温度で何日も何日もかけて
煮詰めていくと、順に乳→酪→生酢→熟酢→醍醐と変化していき、
それとともに美味しさも増していく。
日本語の「醍醐味」という言葉はまさに五味の最後から生まれたんですね!
言わずもがな「醍醐味」というのは、物事の深い味わいや
特別の面白さを指しますね。
@これまでの人生で、どれだけの醍醐味を味わってきたのかと
ふと振り返ってみましたが。。
五味とは、乳・酪・生酥・熟酥(サルピス)・醍醐(サルピルマンダ)。
カルピスは、醍醐のサルピルマンダではゴロウが悪いので、
一つ手前の熟酢のサルピスから取ったようです。
@醍醐(サルピルマンダ)って言葉から
そう言えば、思い出しました!
ウズベキスタンのサマルカンドで行先があやふやだったけれど
地元のバスに乗っていたんですね。
あの目印にしていたドームが見えなくなったところで降りようと
きょろきょろしていたんだと思いますが。
ウズベキスタンのサマルカンドでの出来事ですが、
バスに乗って市内見物していたんですけれど
一緒に降りた中年の男性が、声かけてきて、二言、三言会話し、
ちょっとまて、まあいいからちょっと待てと言って、
いえ、もうホテルの方に歩いて帰りますからというのですが、
バス停そばにある窓から注文する簡易なお店に何やら話しているんですね。
すぐ、行こうとしたんですが、まあまあと、人のよさそうな
善良なサマルカンド人は、ほれ、これを飲んでごらん!と
二つ注文して出てきたガラスのコップに入った
白い飲み物の一つを差し出すのです。
思いがけない展開に非常に戸惑いましたが、
もう、現物が目の前に差し出されている。
これはマズイここは心を落ち着けて、
とても暑い日でしたが、男性が注文し差し出してくれた
冷たい飲み物をいただくことにしました。
そのミルクセーキのような飲み物は驚くほど
格別美味しかったのです!
思わず美味しい!と声を上げますと、どうだ!美味しいだろう!と
言わんばかりの得意満面の笑顔です。
小銭を差し出すも固辞されるので、失礼にならないように、
異国の善意を潔く受け取りお礼を言いました。
@今、思うに、その善良なサマルカンド人が
異国人の私に是非とも飲ませたかったのは
いわゆるサマルカンドに伝わる伝統的な「醍醐」のようなもの
だったのかも知れない。
まさに、醍醐味です。
因みに、サマルカンドの意味はサンスクリット語で、
人や商人が集い出会う場所という意味だそうです。
そうそう、カルピスを生み出した三島海雲のことは、以前に知りました。
モンゴルの衣装をまとった三島海雲
約100年前、内モンゴルを訪れた三島海雲は長旅で体調を崩したとき、現地でふるまわれた発酵乳を飲むうちに驚くほど体調が回復。帰国後、「この不思議なチカラで日本の国民を元気にしたい!」と現地での経験をヒントに生み出した発酵飲料が「カルピス」となる。
中央線信濃町に建っていた洋館を買い取って住んだそうです。
このデ・ラランドの洋館はドイツ人の一家が住んでいたが、
御主人亡き後、三島海雲が買い取った。
デ・ラランドの未亡人エディータは一旦ドイツへ帰国するが、
後に外交官の東郷茂徳と再婚する。
東郷茂徳は朴茂徳で韓国人だったのですね。
話は飛びますが、信濃町と言えば創価の街。
以前のマイブログですが、
聖教新聞の隣にウクライナ大使が住まわれていたそうですね。